出待ち3名ながら、程なくラーメン 着丼‼︎

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出待ち3名ながら程なくラーメン着丼
 先日、お店の情報を調べる際に、ウェブサイトをあちこち見ていたら、いくつか、聞き慣れない?使い慣れない?言葉を発見した。
 思わずコラムのタイトルにもしてしまったが「出待ち」とか「着丼」という言葉。「出待ち」は聞いた事あるが、「着丼」は、初めて聞いた。なんとなく、ニュアンスで意味するところはわかる気がするけど、念のためネットで検索。すると「Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > 着丼の意味・解説 」に「飲食店などで注文した料理が自分の席に到着することを意味する俗語。とりわけ、ラーメンについて言われる。特に、インターネット上の掲示板や、グルメ関連の口コミサイトなどで用いられる。」 とあった。
 そうか・・・もう結構一般的なのかな?「着丼」。みなさん知ってました?
 で、次は「出待ち」。これは、僕の知る限り、ラーメン屋さんで使われる言葉ではなかったような気が・・・で、またまた「Weblio」で調べて見ると「芸能人、スポーツ選手のファンなどが、その有名人が劇場やテレビ・ラジオの放送局・スタジオ、コンサート会場やライブハウス、競技場などでの公演や競技、練習などを終えて出てくるのを見たり、声をかけようと、施設の出入口で待機する現象。また、報道関係者が取材対象者に対して、建物から出てくるのを待機する現象も含められる。」 とあった。
 この解説に関しては、僕の認識と一致したのだが、ラーメン屋さんで「出待ち」って言葉が使われるとは思わなかった。なので、「誰か有名人がお店から出てくる?」いやいや、そーじゃないでしょ?「満席で並んでいて、食べ終わったお客さんがお店から出て来るのを待ってる状態?」これも違う・・・文脈から考えると、「ラーメンが出て来るのを待っている人が3人いるって事ね?」という感じで「着丼」よりも理解が数秒遅れた。
 面白いので、この手の言葉を色々と漁ってみると「突撃、接続、未食、ご対麺、完汁、デッド飲み」と更なる用語の発見が!
 着丼のように本来の日本語の中には無いが、字面でなんとなくニュアンスが伝わるもの、出待ちのようにメジャーな使い方とは違うが、文脈で納得できるもの、そして、初めて目にする言葉などなど、様々だ。
 ひとつひとつ解説するのも面倒なので、わかりやすい翻訳後の例文を作り、その後にこれらの用語も含めた文章を書いてみるので、ニュアンスでご理解を。
「味噌ラーメンで有名な◯◯軒に行きました!行列最後尾に並んでから入店。注文済みでラーメンを待っているお客さんが3名いましたが、程なくラーメンが運ばれて来ました。まだ食べた事のない味噌ラーメンをここで初めて見る事に。とにかく旨すぎて、ラーメンどんぶりに直接口をつけてスープも全部飲み干しました」
これが用語を使用すると・・・
「味噌ラーメンで有名な◯◯軒に突撃!行列最後尾に接続し入店。出待ち3名ながら、程なくラーメン着丼。未食の味噌ラーメンと初のご対麺。とにかく旨すぎて、デッド飲みでスープ完汁」
となる。
 もともと144文字を要した文章が、なんと56文字も節約でき、88文字になった。これでtwitterにも書けるね 、素晴らしい!
 本誌のお店紹介コーナー「おたルポ」もスペースの関係上、短い文章でお店やメニューを紹介しなくてはならないので、こういった言葉の導入もあり?などと、思わなくもないが、なんか、照れてしまうので、やめておく。これらの言葉が、いつか「ググる」並みにメジャーになったら使うかも・・・いや使わんか。